杉田明彦 漆展 後半

2015.11.12

昨日、一昨日と定休をいただき、本日より漆展後半が始まっております。
この数日で秋から冬へ向かって空気が変わり、冷たさが増したような気がいたします。
熱い番茶と一緒に、ナッツとドライフルーツで休憩。
杉田さんの角皿を盆代わりに。

杉田明彦 漆展は残すところ数日、11月16日(月)までとなっております。
会期中にお出かけいただけますと嬉しいです。

杉田明彦 漆展
2015年11月7日 ー 11月16日
杉田さん在廊日 11月7日、8日

手打蕎麦屋で修行後、「茶の箱」という本に感銘を受け、塗師の赤木明登さんの門をたたきました。
6年間の修行を終え、2013年に独立をします。

あえて僅かな刷毛の跡を残すことで生まれたテクスチャーは、使い込まれ、刻まれてゆく傷もひとつの味になり、自然と馴染んでゆくように、と古物好きの杉田さんらしい考え。

信頼する木地師さんに、大きさや厚さはもちろん、その湾曲の具合などを細かく注文されたデザインは杉田さんオリジナルの形です。
すっきりとあか抜けていながらも、手に優しく馴染むその形。
ぜひぜひ、手に取り漆の肌触りのよさ、納まりの心地よさを感じてください。

杉田明彦
1978年 東京都文京区生まれ。
学習院文学部哲学科中退。
手打蕎麦店での修業の後、07年に輪島へ。
塗師 赤木明登のもとで修業、13年に独立。
14年より金沢にて活動。

黒漆角皿/杉田明彦
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