noon

2014.10.06

夏らしくない夏が終ってしまって、秋の準備ができないままに店先には美味しいものがたくさん並んでゆきます。
梨に桃、キノコに栗、お野菜も端境期を過ぎて秋冬野菜が美味しくなってきました。

バタバタとした毎日で秋の味覚を食べ損ねそうなところに、娘がお友達から栗をいただいてきました。
鬼皮を剥いて、渋皮の筋をとって、灰汁抜きを何度も何度も繰り返し。
最後にてん菜糖のシロップで煮含めて。

今年もほんの少しだけれど、渋皮煮を楽しむことができたことに感謝。

「夜長月」の企画展にあわせてお客様が届けてくださった秋の茶花の生け込みから、企画展終った労をねぎらってくれるかのうようにホトトギスの蕾もひらいて。
目と舌で楽しむ秋。

空気も秋らしさを増して、冬まであと少し、読書に映画にとゆっくりとした時間を楽しみたいですね。

志村陸彦 / 三島4寸皿
中園晋作 / 汲出し

shibukawa.jpg